「スマホ中毒にならない子ども」に共通する生活習慣が判明|ウーリス
記事の要約
- 高校生になると、2時間以上利用している割合が5割を超える。
- 「食事中やだんらん中でもスマホが気になる」、「会ったことのない人とメールやSNSでのやりとりをする」子どもが年齢が上がるにつれて増える。
- 「お手伝いを多くしている子」「生活習慣が身についている子」は“スマホ熱中度”が低い。
「スクリーンエイジャーズ(Screenagers)」の情報は以下のURLから見ることができます。
http://www.screenagersmovie.com/
女子高生、女子大生のスマホ利用についてキッズネットが記事を掲載しています。
スマホ依存をぬけ出すためのアプリがママテナで紹介されています。
中国の子どものスマホ問題についてチャイナレポートが記事を掲載しています。
LINEいじめについての記事が毎日新聞に掲載されています。
スマホ依存についての記事がJIJICOに掲載されています。
スマホを使いすぎて自分の体に起こりうるトラブルについての記事が「TABI LABO」に掲載されています。
長時間下を向いていると、背骨には、だいたい8歳の女の子が背中に乗っているのと同じくらいの負担がかかる。
スマホを使うとことで脳が新しい刺激を受け、ドーパミンを分泌し、強い快楽と依存症を引き起こし、スマホ依存性を高める。
携帯電話の通信中にはアルファ波が増大することが確認されていて、ぼーっとしてしまうことがある。
スマホのディスプレイから発せられるブルーライトを受けると、体が太陽光だと勘違いしてしまい、体内時計がずれてしまう。
キャンプをすることでネット依存を改善する対策についてヨミドクターの記事で掲載しています。
ネットに依存しているとみられる県内の小中学生約10人を1週間、キャンプに連れ出し、ネットから遮断して生活習慣の改善を図る。
キャンプは、8月に由利本荘市の岩城少年自然の家で1週間実施。毎日朝と晩に、小児科医の指導の下で「認知行動療法」を受けて自分の生活を見つめ直す。
背景には、ネット依存が、全国トップクラスを維持している子どもの学力に悪影響を及ぼすとの懸念。
スマホ依存を改善するために、強制的にスマホに触れない時間を単発的に作る動きが活発になってきています。
しかし、単発的な方法は一時的には効果があるとしても、日常に戻ると再び再発する可能性が高いです。
ある調査では、日常の中で掃除やお手伝いなどの習慣を身につけることでスマホへの熱中度が低くなったという結果がでています。
非日常ではなく日常の習慣にスマホを使わない「アウトメディア」の時間帯を作ることが大切です。
ネット依存についての記事が朝日新聞に掲載されています。
閲覧履歴が1日300ページにも ネット依存、大丈夫?|朝日新聞
フリーライターである石徹白未亜(いとしろみあ)さん(36)がネット利用を見直すために確認したところ、2ちゃんねるなどの掲示板やブログなど、1日平均321ページ閲覧。
ネット依存患者の約8割が子どもだが、30~40代を中心に大人も病院に通ってくる。
パソコンに比べスマホは常に携帯している人が多く、治療が非常にやっかい。
治療では、カウンセリングや集団プログラムへの参加を通して自分を見つめ直し、背景にある問題を見つけることが中心。子どもより善悪の判断がつく大人の方が治療の成果が出やすい。
大切なのはパソコンやスマホを使う時間を意識的に決めること。スマホの場合、寝室には持ち込まないなどのルールを作る。
スマホやネット依存は、他の依存症に比べて治すのが難しいとされています。
その理由としては、スマホは常に携帯することが多く、いつでもネットに繋げられる状態であることや、ネットを利用したサービスが多くでてきており、ネットを使用しないとサービスが使えない場合があることなどです。
スマホやネットの依存は、できる限り早めの対応が必要です。
ウォール・ストリート・ジャーナルに大人に向けた仕事に対するスマホ依存の記事が掲載されています。
テクノロジーの進歩が生活にまで浸透し、決して仕事から離れられなくしている。
仕事用にスマホを携行する人にとってスマホが負担になっていて、これを「ツァイガルニク効果」と言う。
ツァイガルニク効果とは、何かが未達成なままにしておくと、人はそれを完全に忘れるのが困難になるという心理的メカニズムのこと。
これを克服するにはテニスをしたり、野球チームのコーチをしたり、何か他のことに没頭し、脳がもはや未完成の仕事に執着しないようにすること。
スマホに囚われているのは子どもだけではなく大人にも言えることです。
子どもは大人を見て成長していきます。仕事と言ってスマホを使用していたとしても、子どもからすればスマホで何かしていると考え、自分はダメで大人はいいのかという矛盾を感じるはずです。
子どもと同じようにスマホを使用しない「アウトメディア」の活動を生活に取りいれていくことを考えたほうがよさそうです。
「携帯電話(インターネット)への依存度」という観点から警視庁が分析した調査結果についての記事がRBBTOAYのサイトに掲載されています。
調査は2015年7月1日~20日に行われ、都内の小中高生3,116名(有効回答率95.7パーセント)、保護者2,108名(有効回収率72.8パーセント)。
この調査では、「携帯電話が手元にないと不安になる」「食事をしながら、携帯電話をいじる」など、10項目の質問を行い、点数によって「低依存群」や「高依存群」などに分類。
「ネットで知り合った相手に『会おう』と誘った」という子供は、低依存群で2.6%なのに対し、高依存群で9.1%と3倍以上。
「実際に会った」と回答したのは、低依存群で5.3%なのに対し、高依存群は15.2%。
スマホ依存の少中高生向けの野外体験を実施についての記事が毎日新聞に掲載されています。
スマホ断ち 「依存」小中高生向け、無人島で野外体験 | 毎日新聞
インターネットがやめられず依存気味の小中高校生向けに、兵庫県が瀬戸内海の無人島でスマートフォン断ちする合宿を8月に実施。
基本的な生活習慣を取り戻すきっかけにし、ネットの使用頻度を減らすことが最終的な目標。
合宿内容は、ロッジに3、4人で泊まり、野外体験(シュノーケリングや、カヌーをこいで別の湾まで行き、テントで宿泊するなど)や自炊をする。
アウトメディアの動きが少しずつ活発になってきた気がします。
以前紹介した国立青少年教育振興機構が「青少年の体験活動等に関する実態調査(平成26年度調査)」では、自然体験が多い子どもはスマホへの熱中度が高いという結果も出ています。
イベントのような「ハレ」の活動については一時的にスマホから離れるため、生活習慣の見直しができます。しかし、日常生活に戻れば、しばらくすると以前と同じようなスマホの使い方をしてしまう可能性もあります。
一時的な体験を提供するだけではなく、日常の中で習慣的にお手伝いや自然体験などの「アウトメディア」活動をすることがスマホ依存を減らすために大切です。
アウトメディアとは、電子メディアに触れる時間をコントロールして、自分自身の時間や家族の団らん、人とのつながりの時間を大切にしようというもの。